心気症発症の経緯
まずは心気症(と言いながらも、プロフィールの通り心療内科で正確に診断を受けたわけではないので疑惑ですが…)を発症した経緯についてお話します。
数年前、大学受験時に受験に失敗。
時間が出来た私は以前から癖だった「ネット検索」によって、心気症へとずぶずぶ足を踏み入れていくような感覚でした。
浪人中、宅浪だった私は正直結構暇だったため、日課のネットサーフィンによりある記事にたどり着きます。
もはやそのサイトが今も公開されているのかは不明ですし詳細は忘れてしまいましたが、
「東日本大震災、またその当時の原発事故の影響で東日本は本当は壊滅状態。東京は放射性物質の汚染によって住むこともままならない状態だが、パニックを避けるため政府はその事実を隠している。東京都民ですら、将来は必ずガンで死ぬ」
というような内容のページだったと思います。
既にこの時震災から数年が経過しており、
(えっ、そうは言っても…)
と思いながらも検索を続けた私。
ネットにはネガティブな内容ばかりでした。
それが嘘か本当かはともかく、ネットの内容というのは話半分で読まなければいけないと、後に某方がニュース番組でお話されているのを聞きました。本当に身にしみます…。
しかしまあ、当時私がしたことといえば、いきなり病気を心配するよりももう少し軽いことでした。
それはズバリ
外に出る時は必ずマスクをする!
です。シンプル且つ地味…(笑)
放射性物質はマスクなどでは防げませんが、どうにもネットの内容ばかりを信じるわけでもないとどこか冷静な自分もいて、でもネットには危ないって書いてあったし何もしないのも…ということで、一応自分の気持ちを落ち着けるためにマスクをしたのです。気休めですね。
しかしこれで一旦は極度の不安から解消され、しばらく心気症の症状もなく月日は流れます。
大学に合格し、忙しい学生生活が始まったのです。
【つづく】